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新たな道を切り拓く。
mission
工事の目的
中九州横断道路は、延長約120kmの地域高規格道路であり、本道路の整備により、大分県と熊本県の沿線各都市間の主要時間短縮や高速定時性の確保が図られ、観光・交流促進等に貢献することが期待されます。
国道57号滝室坂道路は、地域高規格道路「中九州横断道路」の一部を形成し、北部豪雨のような災害発生時の代替路確保、走行性の向上等を目的とした事業です。
【事業概要】
【滝室坂トンネル位置図】
【滝室坂トンネル詳細図】
本工事では阿蘇市坂梨と波野を結ぶ滝室坂トンネル(全長約5kmにおよぶ長大トンネル)の建設を行ってまいります。このトンネルの完成により、従来の線形不良区間を回避し、走行性および交通安全の向上を確保した、交通環境を構築することが可能となります。
平行する現道区間(国道57号)で起きた災害や事故
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①線形不良個所の事故発生状況
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②H24.7九州北部豪雨の被災状況
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③冬季の交通状況
阿蘇火山の成り立ち
1
約27万年前に阿蘇火山の活動が始まり、その後4回の大噴火により火砕流が噴出し、周辺に広大な火砕流台地がつくられる。
2
巨大噴火によって地下のマグマだまりが空洞となったために、地盤が陥没してカルデラが形成される。
3
カルデラ内には雨水がたまり湖が形成される。その後、立野火口瀬の形成による湖の消失、中央火口丘群からの溶岩流によるせき止め、さらに火口瀬の形成という経過を繰り返す。
4
数千年前までに現在の姿ができる。