outline
工事の概要
- 工事名
- 熊本57号 滝室坂トンネル西新設(二期)工事
- 工事区間
- 阿蘇市一の宮町北坂梨~一の宮町坂梨
- 工 期
- 令和2年12月19日から令和6年3月31日まで
- 受注者
- 清水・東急・森 特定建設工事共同企業体
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地質図凡例
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- AC ?
- 降下火山灰
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- Aso-4A ?
- 阿蘇-4火砕流堆積物
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- Aso-4/3 ?
- 阿蘇-4間隙堆積物
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- Aso-3 ?
- 阿蘇-3火砕流堆積物
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- Aso-2 ?
- 阿蘇-2火砕流堆積物
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- Aso-2/1 ?
- 阿蘇-1・2火砕流堆積物
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- Aso-1 ?
- 阿蘇-1火砕流堆積物
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- PA ?
- 先阿蘇火山岩類
標準断面図
避難坑・連絡坑は、トンネル坑内で火災その他の事故などに遭遇した利用者などをトンネル外へ安全に誘導、避難させるための設備となります。連絡坑は、トンネルの長さと交通方式(対面交通、上下線分離交通)によって、設置する基準が決められています。
situation
坂梨工区工事範囲
地質図凡例
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- AC ?
- 降下火山灰
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- Aso-4A ?
- 阿蘇-4火砕流堆積物
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- Aso-4/3 ?
- 阿蘇-4間隙堆積物
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- Aso-3 ?
- 阿蘇-3火砕流堆積物
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- Aso-2 ?
- 阿蘇-2火砕流堆積物
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- Aso-2/1 ?
- 阿蘇-1・2火砕流堆積物
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- Aso-1 ?
- 阿蘇-1火砕流堆積物
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- PA ?
- 先阿蘇火山岩類
山のかたさに応じて、最適な掘削パターンを選んでトンネル工事を行っています。
DIパターン
flow
工事の流れ
本工事では、NATMという工法を取り入れています。NATM(ナトム)とは、今から約40年前日本に導入された山岳トンネルの掘削工法です。掘ったばかりの岩盤にコンクリートを吹付け、さらにロックボルトを打ち込んで吹付けコンクリートと地山を一体化させます。
切羽(トンネルの先端)で「掘削」、「ズリ出し」、「鋼製支保工建込み」、「コンクリート吹付け」、「ロックボルト打設」を行い掘り進んでいきます。
地質の柔らかい・硬いに応じて1~7の工程を繰り返し掘り進めます。
1 機械掘削(柔らかい地質)
切削チップ(歯)が配列されたドラムを回転させることで地盤を削りとりながら掘削します。
2 ズリ出し
掘削した土砂・岩(ズリと呼びます)は、ベルトコンベアによって一旦坑外のズリ仮置き場に搬出します(昼夜)。その後、10tダンプにて残土受入れ地に運搬します(昼間のみ)。
3 鋼製支保工建込み
トンネルの形をしたアーチ型の鋼製フレーム(鋼製支保工)を建込ます。鋼製支保工は、1~1.2m間隔で設置されます。
4 コンクリート吹付け
現場内の吹付けプラントで製造されたコンクリートを掘削面に吹付け、地盤と一体化させます。
5 ロックボルト打設
ロックボルト(4~6mの鋼製ボルト)を打設し、トンネル周辺の地山を補強します。
6 発破掘削(硬い地質)
ドリルジャンボという機械で切羽に穴を開け含水爆薬を装填し起爆します。1回の発破で1~1.5mほど掘り進みます。
7
覆工
掘りあがった後方からあとを追うように「インバート工」、「防水シート張付」、「覆工コンクリート打設」を行なっていきます。覆工の工程を繰り返すことで、トンネルがつくられていきます。
インバート工
地盤が不安定な箇所では、インバートと呼ばれるトンネル下部にコンクリートを打設し、リング状の構造にすることでトンネルをより強固なものにします。
防水シート張り
地盤からトンネルへの漏水を防ぐため、覆工コンクリートを打設する前にトンネル壁面を防水シートで被います。
覆工コンクリート打設
トンネルの最終仕上げとして、覆工コンクリートを施工します。コンクリートの打設には移動式の型枠(スライドセントル)を利用し、一度に10.5mの壁面を構築します。
トンネル工事が行われている場所は、カルデラ壁と呼ばれる急峻な斜面で、阿蘇の4回の大噴火により古い岩盤のうえに複数の地層が堆積してできたものです。この斜面には阿蘇火山から噴出した新しい火山灰や崖から崩落した土石が厚く堆積し、さらに複雑な地形や地盤が出来上がっています。
このため、地盤には硬いものや軟らかいものなど様々な地層が分布し、地下水を多く含む地層もあることから、トンネルを掘削する際にはいろいろな対策を講じて施工していきます。
避難坑作業動画
本坑作業動画
PRISM
最新技術紹介